なにがお焚き上げできる?

人形や遺品、古いお守りなど、「捨てづらい物」を丁寧に手放す方法として、お焚き上げが注目されています。ただし、すべての品が対象となるわけではなく、出せるもの・出せないものを正しく理解しておく必要があります。本記事では、安心して供養を進めるために知っておきたい基礎知識を分かりやすく解説します。

 

【目次】

  • 1. お焚き上げとは

  • 2. お焚き上げに出せるもの

  • 3. お焚き上げに出せないもの

  • 4. 出せないものをどう処分するか

  • 5. お焚き上げを依頼する際の注意点

  • 6. まとめ

 

1. お焚き上げとは

お焚き上げとは、思いのこもった品物を神社やお寺で焼納(しょうのう)することで、感謝や供養の気持ちを込めて手放す、日本の伝統的な儀式です。お守りや人形、遺影など、捨てるには心が痛む品に対して「ありがとう」の気持ちを込めて送り出す方法として、多くの人に利用されています。

もともとは神仏への祈りに基づいた宗教儀式でしたが、現代では宗派に関係なく、供養や気持ちの整理として行われることが増えています。

 

2. お焚き上げに出せるもの

 

お焚き上げに出せるものには、以下のような「想いが込められた物」「宗教的な意味を持つ物」があります。

  • お守り・お札・破魔矢・絵馬などの神社関係のもの

  • 仏壇・位牌・過去帳・数珠などの仏具

  • 人形・ぬいぐるみ・五月人形や雛人形など

  • 故人の遺影・写真・手紙・日記帳

  • 故人が愛用していた眼鏡や衣類・装飾品

いずれも、「燃やして供養できる素材」であることが前提となります。プラスチックや金属が多く含まれる場合は、分別や抜き取りが必要な場合がありますので、事前に確認しておきましょう。

 

3. お焚き上げに出せないもの

 

安全性や法律上の観点から、お焚き上げに出すことができないものもあります。代表的な例は以下の通りです。

  • 家電製品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機など)

  • 電池・ライター・スプレー缶などの発火性物質

  • プラスチック製品・ゴム・大量の金属

  • ガラス・陶器・刃物類

  • 食品・飲料・医薬品・お金・通帳・カード類

これらの品物は、お焚き上げではなく、自治体の分別ルールに従って適切に廃棄する必要があります。

 

4. 出せないものをどう処分するか

 

お焚き上げに出せないものでも、心を込めて処分する方法があります。

例えば、写真や手紙などの紙類は、白い紙や布に包み、お清めの塩をふってから「ありがとう」と声をかけて一般ごみに出すという方法があります。衣類や布製品も同様に、感謝の気持ちを添えて処分するとよいでしょう。

家電製品や大型家具などは、自治体指定のリサイクル処分や、専門の不用品回収業者に依頼するのが一般的です。

 

5. お焚き上げを依頼する際の注意点

 

お焚き上げを依頼する際には、いくつか注意点があります。

  • 寺社や業者ごとに、受け入れ可能な品目や供養方法、費用体系が異なります

  • 年末年始やお盆・お彼岸などは依頼が集中するため、早めの予約が推奨されます

  • 郵送での受付を行っている業者もありますが、梱包方法や送料なども事前に確認しましょう

また、業者によっては「供養証明書」や「焼納後の写真」を発行してくれる場合もあります。遠方に住んでいる方や高齢のご家族にも安心してご利用いただけます。

当社では無料で「お焚き上げ証明書」を発行しています。

 

6. まとめ

お焚き上げは、単なる廃棄ではなく、「感謝とともに手放す」心の儀式です。対象となる品物とそうでないものを正しく理解し、それぞれに合った方法で丁寧に処分することで、心の整理も自然と進んでいきます。

遺品整理や生前整理で迷った際には、「お焚き上げ」という選択肢をぜひご検討ください。

ご自身で遺品整理を行えない方、お部屋を早くきれいにしたい方などにはこちらの会社をおすすめしますので、一度ご相談されてはいかがでしょうか?

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