お焚き上げのベストタイミング

遺品やお守り、人形など、処分に迷うものを供養の形で手放す「お焚き上げ」。日本の伝統的な風習として根付いており、心を込めて物を手放す行為として多くの方に利用されています。しかし「いつお焚き上げをするのが適切なのか」「どの時期が望ましいのか」といった疑問を抱く方も少なくありません。
この記事では、お焚き上げに適した時期やタイミング、避けるべき時期、さらに実際の申し込み方法や注意点について詳しく解説いたします。
お焚き上げとは?本来の意味と目的
お焚き上げとは、神仏にまつわる品や故人の遺品など、感謝の気持ちを込めて炎で清め、天に還す供養の儀式です。単なる「モノの処分」ではなく、心を込めた供養行為であり、神社や寺院、あるいは専門業者を通じて執り行われます。
【お焚き上げの対象例】
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お守り・お札(神社仏閣で受けたもの)
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人形・ぬいぐるみ(長年大切にしていたもの)
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遺品・故人の愛用品
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写真や手紙、表彰状など思い出の品
お焚き上げに適した時期・タイミングとは?
お焚き上げには「必ずこの日にしなければならない」という厳密な決まりはありません。ただし、一般的に選ばれることが多い時期や、供養の意味合いが強まるタイミングがあります。
1. 年末年始(12月末〜1月)
多くの神社や寺院では、年末年始に「古札焼納祭(どんど焼き)」が行われます。お札やお守り、人形などを一斉に焚き上げる行事で、前年の感謝を込めて処分したい方に適した時期です。特に1月中旬までの期間は、全国的にお焚き上げの受付が集中します。
2. お盆(8月)やお彼岸(3月・9月)
故人やご先祖様に想いを寄せる行事と連動して、お焚き上げを行う方も多くいらっしゃいます。特に遺品整理を検討しているご家族にとって、お盆や彼岸の時期は心の整理と供養の意味を兼ねる好機です。
3. 命日や四十九日、一周忌など
ご家族の命日や法要の節目にあわせて、お焚き上げを希望されるケースもあります。タイミングを見て、故人への想いを込めて供養されることで、心の区切りをつけることにもつながります。
4. 引っ越しや遺品整理のタイミング
生活環境が変わる際や遺品整理を行う過程で、処分に困る品々が出てきたときも、お焚き上げの好機です。特に人形や写真など、通常のゴミとして捨てることに心理的な抵抗がある品に対して有効です。
お焚き上げを避けた方が良い時期は?
特に法律や宗教的な禁忌はありませんが、以下のような時期は避けた方がよいとされるケースもあります。
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台風や大雨が続く時期:屋外での火の取り扱いに危険が伴うため。
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忌中期間(仏教では四十九日まで):地域や宗派によっては、供養行為を控える習慣がある場合もあります。事前に確認するのが安心です。
お焚き上げの申し込み方法と注意点
近年は、神社や寺院だけでなく、専門業者や葬儀会社でもお焚き上げを受け付けています。特に遠方の方や多忙な方にとっては、郵送での受付サービスも利便性が高まっています。
【申し込みの流れ】(当社の場合)
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お電話orお問い合わせにて予約
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予約当日、お焚き上げ品持ち込みor当社が引き取り(引取りの場合出張料金が発生します)
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自社専用の窯にて供養
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希望者には「お焚き上げ証明書」発行いたします。
※刀(自治体に届け出が必要)薬物・針・医薬品はお焚き上げできない場合があります。
※衣類や家具など、大型の品は事前確認が必要です。
まとめ
お焚き上げに適した時期やタイミングは人それぞれですが、ご自身やご家族の心が一区切りつくときが、最も良いタイミングとも言えます。
市民のお焚き上げ供養では時期関係なく365日いつでもお受けすることができるので、「年末年始は忙しいから早めに供養したい」「お盆過ぎちゃったけど供養してもらいたい」といった事情をお持ちの方は当社にお任せください!