大切なものを感謝とともに手放すために…“モノを敬う”心の原点を知る

「大切なぬいぐるみやお守り、どうしても捨てられない」
「物にも魂が宿るって本当?」
このような疑問をお持ちの方へ——
今回は、札幌市でお焚き上げを検討している方に向けて、
“物に魂が宿る”という日本独自の考え方をわかりやすくご紹介します。
お焚き上げとは?|捨てるのではなく“供養する”という選択
お焚き上げとは、神社や寺院でお守り・人形・写真などを火にくべて供養し、天に還す日本の伝統行事です。
「ただ捨てるのは忍びない」「長年使ったモノに感謝を伝えたい」——
そんな気持ちから生まれた風習で、北海道・札幌市でも年末年始を中心に多くの方が利用しています。
なぜ“モノ”を供養するのか?|物に魂が宿るという考え方
日本には古くから、「モノには魂が宿る(付喪神・つくもがみ)」という価値観があります。
たとえば:
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長く使った道具には「精霊」が宿る
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役目を終えた品物には「感謝」を伝える
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捨てる前に供養することで「気持ちに区切り」をつける
こうした想いから、お守りやぬいぐるみ、思い出の品などを「ただのモノ」ではなく、“心ある存在”として敬う文化が根づいているのです。
お焚き上げの由来|どこから始まったの?
お焚き上げのルーツは、神道や仏教の供養の考え方にあります。
とくに神社では「どんど焼き(古札焼納祭)」、寺院では「お精抜き供養」として行われてきました。
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神道の考え:「八百万の神」=あらゆるものに神が宿る
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仏教の考え:物や行いに“因縁”がある=供養して成仏させる
これらが合わさり、現代のお焚き上げ文化として定着したと考えられています。
札幌市でのお焚き上げ事情は、どこに頼んだらいい?
市民のお焚き上げ供養で行えます
✅ お焚き上げで供養される主なモノ
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仏壇・仏具・数珠・お位牌、神棚・神具(処分前の供養に)
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お守り・御札(古くなった授与品)
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雛人形・五月人形・ぬいぐるみ・人形(特に目のあるもの)
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写真・手紙・アルバム
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遺品・思い出の品(故人の持ち物など)
様々なお品に対応しておりますので
市民のお焚き上げ供養へお問合せ下さい
よくある質問(Q&A)
Q:お焚き上げしないと呪われる?
A:呪いなどの迷信ではなく、“感謝と区切り”のための儀式です。不安な気持ちを和らげる意味でも多くの方が利用しています。
Q:ゴミとして捨てたらダメ?
A:法的には問題ありませんが、心情的に「供養して手放したい」と思う方が多いため、お焚き上げが選ばれています。
Q:札幌市でお焚き上げできるタイミングは?
A:市民のお焚き上げ供養では通年受付しております。
まとめ
日本人の美しい心、「モノを大切にする」「最後まで敬う」という考え方が、
お焚き上げという文化を今も支えています。
札幌市でも、市民のお焚き上げ供養を通じて、気持ちに寄り添った供養が可能です。
終活や断捨離をきっかけに、「物に込めた思いを丁寧に手放す」
お焚き上げという選択をぜひ考えてみてください。
モノに心を込めた日本の供養文化をお考えの方