閉眼供養について解説

仏壇やお墓、位牌などは、単なる“物”ではありません。
仏教ではそれらにご先祖様や故人の魂が宿っているとされており、大切に扱うべき対象とされています。
そのため、仏壇を処分したり、お墓を撤去したりする前には、**「魂を抜く儀式(=閉眼供養)」**を行うのが一般的です。
この閉眼供養は、以下のような意味を持っています。
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魂に感謝し、丁寧にお別れをする
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ご先祖様に対して失礼のないように配慮する
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供養の区切りとして心を整理する
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後々のトラブルや不安を防ぐ
実際、仏壇をそのまま粗大ゴミとして処分してしまった方が、後になって「ちゃんと供養しておけばよかった…」と後悔されるケースも少なくありません。
閉眼供養は、そうした後悔を防ぐための心のセレモニーでもあります。
閉眼供養はどんなときに行うのか?
閉眼供養が必要になるタイミングはいくつかあります。
以下のような場面では、閉眼供養を行うのが一般的です。
● 仏壇を処分するとき
引っ越しや家の解体、継承者がいないなどの理由で仏壇を処分する場合、魂を抜いてからお焚き上げや引き取りに出す必要があります。
● お墓を撤去・移転するとき(=墓じまい)
少子化や後継者不在の影響で、お墓を整理する「墓じまい」を選ぶ方が増えています。
この場合も、墓石を撤去する前に閉眼供養を行い、故人の魂を抜いて永代供養墓などへ移すのが通例です。
● 位牌を処分・統合するとき
複数あった位牌をひとつにまとめたり、誰も祀る人がいなくなって処分する場合なども閉眼供養を行います。
● 仏壇・お墓を移動するとき
「引っ越しに伴って仏壇を新居へ移す」「お墓を別の霊園へ移転する」といった場合にも、一度魂を抜いて移動し、設置後に“開眼供養”を行います。
● 遺品や仏具をお焚き上げする前
ご遺品や仏具に故人の気配を感じる場合には、閉眼供養を通して“感謝とお別れ”の気持ちを込めてから処分する方が多いです。
閉眼供養は、仏教的な意味だけでなく、家族の気持ちを整理し、安心して次のステップへ進むための大切な儀式です。
もし仏壇やお墓の処分・移動などをお考えの場合は、閉眼供養についてもぜひ検討してみてください。
まとめ
お焚き上げ供養は会社によっては、ものすごく高いお値段で行っているところも多くあります。当社は、自社で引き取りからお焚き上げまで行えることから安いお値段で、丁寧に行うことができています。そのため、お客様から信頼のもとご依頼を頂いております。
お焚き上げ業務以外にも、葬儀・遺品整理・ペット火葬などもすべて自社で完結することができるので、費用を抑えて、安心できるサービスをご提供させていただいております。