日本の伝統と心をつなぐ

日本の多くのご家庭で見られる仏壇ですが、何気なく手を合わせている方も多いかもしれません。
仏壇はどうして家にあるものなのか?いつからこの文化が始まったのか?といった疑問をお持ちになったことはございませんか?
日常にある仏壇には、長い歴史と深い意味があり、今回はそんな仏壇の由来についてのご紹介をさせていただきます。。
仏壇の由来
・古代インド
土を積み上げて壇を作り、そこに神を祀り、風雨をしのぐために屋根が設けられました。
(寺院の原型)
・飛鳥時代
仏像を安置するための箱や戸棚である厨子が作られました。
現存する最古の仏壇は玉虫厨子です。(奈良の法隆寺に安置)
・天武天皇の命
白鳳14年(西暦685年)に「諸国の家毎に仏舎(ほとけのおおとの)を作り、乃ち仏像(ほとけのみかた)及び経を置きて以て礼拝供養せよ」との詔(みことのり)を出しました
庶民の間で仏壇が広く祀られるようになったのは江戸時代
幕府はすべての庶民に寺請制度を課し、お寺の檀家になることを命じ、
檀家には仏壇をもつことを義務付けたため、日本全土で仏壇が普及しました。
現代の仏壇としての形は、奈良時代から平安時代にかけて仏像やお経を安置するための専用の場所を整え、家庭での祈りの場が重要視され、生活の中に定着され、整っていきました。
仏壇の役割は、仏壇を通じて家族が集まり家族の絆を深める場所であり・仏教の教えや先祖の精神やつながりを大切にし生活の中で感謝の気持ちを表せれて・心を落ちけられる場所です。
仏壇には、仏像・ご位牌・お花・お供え物等を並べ、供養のためにお線香やお灯明を灯します。
この日本の伝統を大切にし、仏壇と共に先祖への感謝の気持ちを表すことが、
心の安定と家族の繁栄につながるでしょう。