今ではいろいろなところで目にする「お焚き上げ」の文字。多くの人が神社での「どんど焼き」を思い浮かべるのではないでしょうか?
最近では言葉の知名度が上がるにつれてお焚き上げ専門業者のほか、遺品整理会社や葬儀会社でもお焚き上げ供養を扱う会社が増えてきました。
では、そもそもお焚き上げ供養とは何なのでしょうか?どんど焼きとは何が違うのでしょうか?
初詣に神社でよくみられるどんど焼き。地域によってはどんと焼きともいうそうです。ではこのどんど焼きとは一体どのような行事なのでしょうか。
どんど焼きは、初詣に神社で行われる行事です。どんど焼きには、正月飾りを目印に家に来られた年神様を、正月飾りを燃やした煙とともに見送るという意味があります。そして縁起物を焚く火(御神火)にあたることで無病息災を願うというのが古くからのどんど焼きの特徴です。地域によっては田んぼや広い空き地で青竹やヒノキの枝などでやぐらを準備し、家族でどんど焼きを行うところもあります。
縁起物を焚く火を頂きその年の災いから守ろうというのがどんど焼き、亡くなった人の物や思い出のある物と一緒にお餅を焼き、食べることでよい年を祈るのがお焚き上げ、と言えそうです。